定例会と、PVLの方について
日によって気温の変動が激しいこの頃ですが、
だいぶ空気が秋らしくなってきました。
季節の変わり目に入ってきて、風邪をひいたり、食欲がいまいちだったり、
ここのところ体調が不安定な患者さんが増えているように感じています。
秋は台風も多い季節。
雨による湿気や気圧の変動に体が敏感に反応し、
体調管理が難しい頃でもありますね。
先週、プラナ治療院では定例会がありました。
定例会では、ここ最近の患者さんの様子や、
いくつか症例としてピックアップしたものなどを話し合います。
今回は主に、
発達障害の方へのマッサージや運動のアプローチについて、
新しく問い合わせがあったPVLの方の症状把握と施術について、
また、プラナ治療院では高齢の方への訪問施術も行っていますので、
そちらの方での、頚椎症と他の疾患の鑑別について、などなど・・・
色々と話し合いました。
PVLは脳室周囲白質軟化症で、脳性まひの原因疾患のひとつです。
個人差は大きくありますが、主に両足にまひが出る場合が多く、
歩行機能獲得に関しては、尖足や股関節の脱臼などに十分注意しなければいけません。
小児障がいは、その元になる疾患の把握はもちろんのこと、
やはり赤ちゃんから児童・青年期にいたるまでの、
筋肉・骨格の形成や、
運動機能・脳の認知機能の発達・成長をどう支援するかが、
とても重要です。
自ら十分に体を動かすことが困難な場合、
いかに外的に、体と脳の成長に必要かつ適切な刺激をあげられるか、
日々育っていく子供たちには、
日常的な、くりかえしくりかえしのアプローチの積み重ねが大切です。
小さい時期からのマッサージやはり施術は、
筋肉と関節に適度な刺激を与えるとともに、
触覚や固有覚などを刺激し、
ボディイメージの形成などに役立たせることができます。
医療ケアの選択肢の一つとして、ぜひ活用していただけたらと思います!